ここではIT業界に未来がないと言われる本当の理由を将来性しかないと考えている業界歴10年以上のわたしが解説します。
- IT業界ってどんな仕事があるの?
- IT業界に未来がないと言われる本当の理由は?
- IT業界で将来性のある分野は?
こんな疑問に答えます。
結論から言うと、IT業界は将来性があります。理由はあなたがテレビで見たことがある通り、AI や IoT 、VR などという名前の新しい技術として存在感を増し続けているからです。
それでは見ていきましょう。
IT業界ってどんな仕事があるの?
IT業界と言っても色々な仕事があります。大きく分けて、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、Web関連で支えられています。
ハードウェアにはパソコン、サーバー、ルーター、スイッチ、スマホ、カーナビ、スマートスピーカー、VRグラス、居酒屋のタブレット型電子メニュー、無線LAN内蔵エアコン(IoT) など、パッと考えただけでも、本当にたくさんのハードウェアがあります。
また、ソフトウェアと言えば、AI、デスクトップ アプリケーション、モバイルアプリ、データベースなどです。
ネットワークと言えば、一般家庭では無線LANルーター、ハブなどです。
このブログ、ウェブサイト、ECサイト、クラウド系アプリケーションと言えば Web関連に該当します。
ここに挙げた技術はほんの一部ですが、10年前の 2010年ごろと比べれば新しい技術が、ちらほらと出てきています。
IT業界に未来がないと言われる本当の理由は?
昔、わたしがまだ若かったころに年上のアラサーのプログラマーがこう言っていました。
「プログラマーは30歳以上は独立しないとサラリーマンとしてはやっていけないから、止めたほうがいいよ。次々と出てくる新しい言語をたくさん覚えない置いて行かれる世界だからね。」
2006年の当時、26歳だったわたしは、思考停止していて「ふーん。そんな業界なんだ。」と思っていましたが、2019年の今となっては、当時の彼の見解はすこしズレていることが分かりました。
今では50代でも現役プログラマーが会社員としてバリバリです。
しかし、このころの彼の意見も一理あります。当時の彼はデスクトップ アプリケーションのエンジニアで同僚がみんなフリ―ランスとして独立していけた時代でした。
そんな時代ではアラサーは年長組であり、その年長組の年代からプログラマーを始めるのはリスクだと捉えらていたようです。この古い考え方のエンジニアが少なからずいます。
これがIT業界には未来がないといわれる一つの原因です。
また、当時は Web関連の仕事はスキルが高くないと考えられており、単価が安かったため、あまりスポットが当たっていませんでした。
今のように WordPress は一般的ではありませんでしたし、アフィリエイトはありましたがブロガーが生計を立てるということはあまり聞いたことがありませんでした。
時代は変わり、今では WordPress が台頭してきたり、Web系の SNSやクラウドアプリケーションが当たり前の時代になりました。そして当初荒稼ぎをしていたネットワークエンジニアの需要は少しづつ減りつつあります。
それに伴いシステムインテグレーションの人 (SIer) がソフトウェアと抱き合わせ販売していたネットワーク機器やサーバー機器の売り上げ、またそれを管理する仕事 ( 設置・管理・運用 ) は減少しています。
昔は企業の中では、データの漏洩の不安が強く、クラウド製品でどうのこうのという考え方は定着していませんでした。
そのため、セキュリティの担保が必要な企業では、すべてオンプレミス (自社内サーバー) で運用していくという古い考え方が受け入れられていました。
何が言いたいのかというと、時代が変われば必要とされるIT人材も変わっていくということです。
IT業界で将来性のある分野は?
冒頭でお話した通り、AI や VR 、IoT、自動運転などの世界はまだまだ伸びしろがあります。あなたは、将来性のある分野のエンジニアになりたいと考えているでしょう。わたしもです。
しかし、あなたが 65歳 または 70歳まで仕事を AIなどに奪われないで、同じ分野で続けていけるかどうかは誰も保証できないと思います。
プログラマーも簡単に AI に置き換えられそうですし、「そうなればIT業界には未来はないじゃないか!」という声が聞こえてきそうですが、これからの時代は生きていれば無くなる仕事も必ずあります。
一つだけ言えることは、どんな分野でも、その分野で 5本の指に入るスーパーエンジニアで、かつそのスーパーな実力と地位をこれから 10年獲得し続けられれば、何の問題もありません。
例え、その言語がコボルだとしてもです。
IT業界はドッグイヤー (犬の一生と同じ ) と言われています。犬の一生は 20年もないですよね?ということは人間の一生の 5分の1のライフサイクルです。
わたしの肌感覚では実際はもっとスピード感があると思います。
それでも、そんなに悲観しないでください。例えば、もしプログラマーという職種が 10年後に無くなったとしても、あなたがその時に持っているスキルはたぶんプログラミングだけではありません。
新しいアイデアや技術が開発されていて、そのエンジニアに必要なスキルを持っているかもしれません。
少なくとも、これから 10年は爆上がりする IT業界を経験することはアリだと 10年経験したわたしが約束します。
【結論】最後は情熱があるかで決まります
よく Web関連の仕事をおすすめしている記事をみかけます。そのような記事では、大概 Google、Mircrosoft、Amazon、Twitter、Facebook 等の Web関連企業が強いと言っています。
しかしながら、実際はフォーチュン500 (全米上位500社) の上位 100位には、Amazon しかランキングしていません。
そもそもブログを書く人は、おそらく Web系の人ですよね?その人は Web関連の仕事に精通している人だと思います。そのため Web系を押すのでしょう。
別に完全に否定しているわけではありません。
わたしはどんな分野の仕事でもあなたが興味を持って、もし未経験だったとしても、その業界に入る狭い門をたたき突破できたなら始めてみてもいいと考えています。
向いていなければ辞めればいいし、今現状で在籍しているIT業界に不安があるなら、関連した業種に転職してみるのも一つの手です。
何度も繰り返していますが、大切なのは、その分野で 5本の指に入れるくらい情熱を持った自称スーパーエンジニアであることです。
将来残る仕事について考えてみた【未来のガジェットでわかる?】
- リクナビNEXT ← 普通に転職したいひと向けの転職サイト
- 教えて!goo × 地方創生プロジェクト ← 地方に転職したいひと向け
それにしても、IT業界に未来がないとか叫ぶ前に、どんな分野でもそこで一番になることを考えればいいじゃない。バッサリ