「正社員になりたくない」「正社員になってどうするの?」とモヤモヤ感じているあなたに、本当は正社員になりたい気持ちが表れているのか?正社員になりたくない理由や気持ちの整理をしてモヤモヤを解決します。
この記事を読むと以下の疑問が解決します。
- 「正社員になりたくない」は正社員になりたい気持ちの表れ?
- 正社員になりたくない理由
- 正社員になりたい理由
- 20代の「正社員になりたくない」とは?
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それでは見ていきましょう。
「正社員になりたくない」は正社員になりたい気持ちの表れ?
結論から言うと「正社員になりたくない」はあなたが正社員の給与や福利厚生に興味を持っている表れです。
よく考えてみてください。
誰だって、会社にいる同僚がみんなアルバイトなら正社員になりたいとすら思わないでしょう。
それでは同僚がみんな正社員だったらどうでしょうか?
誰だって、アルバイトになりたいとは思わないはずです。
理由は以下です。
- 自分だけ給与が低い
- 自分だけ有休がない
- 自分だけボーナスがない
- 自分だけ契約の期間が定められている
- 自分だけ福利厚生が少ない
- 自分だけ地位が低い
これだけ差があれば誰だって正社員になりたいと思うはずです。
正社員になりたくない理由
結論から言うと、正社員になりたくない理由は以下です。
- 過度な期待やプレッシャーが嫌
- 保証人がいるため義務や責任が重いのが嫌
- 簡単には辞められないと感じる
以下で解説します。
過度な期待やプレッシャーが嫌
正社員は期待値が高いです。契約社員やパート、アルバイトの人と比べられます。
もしかすると、契約社員やパート、アルバイトに「社員は仕事ができない」とののしられる時もあるでしょう。
仕事ができる人は気にしないでしょうが、世の中そんなひとばかりではありません。
過度なプレッシャーから逃れたいので「正社員になりたくない」と思うのが人情です。
保証人がいるため義務や責任が重いのが嫌
普通の企業であれば、入社時に、万一会社に不利益が起こればこれを保証するという契約書のために、両親や兄弟親戚を保証人に立てます。
300万借りれるカードローンでさえ保証人が要らない時代に、ちょっと遅れている感や化石な感じが否めない保証人ですが、現在も今だに存在します。
そんな保証人という人質をとられて、義務や責任の重い仕事を任されます。
何か問題が起これば責任を取らなければいけません。
そんなプレッシャーの毎日に耐えるのは誰だって時には嫌になります。
簡単には辞められないと感じる
感じ方はひとそれぞれですが、アルバイト2週間前の通告ですぐに辞められるイメージがあります。
しかし、一度正社員になると「辞める」と言ってもブラックな引き止めにあったりします。
わたしが知っている代表的な引き止め言葉は「石の上にも三年」です。
上司はあなたが辞めるとペナルティを受けます。あなたを辞めさせたくない上司はがっしりと「石の上にも三年」マウントをかけてくるでしょう。
そんな時は退職代行サービスを利用すると、すぐに辞められます。
不思議なことに正社員は謎に簡単には辞められないと感じます。
正社員になりたい理由
不穏なことばかり書いていましたが、正社員になりたい理由も沢山あります。
例えば、正社員になるメリットは以下です。
- ボーナスがある
- 有給休暇がある
- 福利厚生がある
- 給与が良い
- 地位や名誉がある
- 勝ち組
考えただけでも、これだけあります。
よく見るとメリットの裏にデメリットも隠されているので、深掘りしてみます。
ボーナスがある
ボーナスは正社員でもない場合がありますが、そんな場合は年俸制で含まれていると考えてください。
また、わたしは正社員でなくアルバイトでも、大入り袋をくれたりする太っ腹な会社にいたことがあります。
しかし、一般的ではないので、ここでは割愛します。
有給休暇がある
企業によって、有給休暇、病気休暇、生理休暇、冠婚葬祭休暇など複数用意されている会社もあります。
有給休暇はあるけど、実際に稼働していない、または正月休みやお盆休みに組み込まれている会社は問題外です。
それはパートと条件が変わらないので、わたしは正社員として認めません。
福利厚生がある
ここでいう福利厚生とは健康保険や厚生年金のことではありません。
なぜかというと、会社で社員を雇う時は、フルタイムの社員が社会保険に加入することは当然だからです。
給与が良い
当然のことながら、正社員であれば、最低年間200万は貰っているはずです。
え、貰ってない?
それはわたしの物差しでは正社員とは言えません。
それは以下の理由からです。
- 時給1000円×8時間×22日=月17万6000円
- 月17万6000円×12ヶ月=約211万円
正社員がアルバイトよりもらえないなら、20代の男子や女子であれば、キャリアを熟慮したうえで転職を検討したほうがよいです。
地位や名誉がある
誰もが知っている大手企業に勤めるとステータスが高く自慢になります。家族や両親も鼻が高く自慢してくれます。
また、地元で有名な企業も同様です。勝ち組だと感じる人もいるでしょう。
就職には親や家族の意向はとても強いです。
ただし、この大企業ステータスやブランドをしがみつき過ぎると電通自殺のようになり危険です。
所詮は会社のステータスやブランドは自慢になりますが、言ってしまえば、あなたは企業の歯車です。
しがみ付いても、あなたが死ぬまで会社が守ってくれる保証はありません。
メリットとデメリットは表裏一体であることが分かりました。
20代の「正社員になりたくない」とは?
これは、ハッキリ言って嘘でもありホントでもあります。
理由のひとつは、経験値が浅いのに「正社員になりたくない」と考えるはずがないということです。
でも、学歴が無い、新卒で希望する会社に入れなかった、そもそも新卒のころにやりたいことがなかった、など人それぞれ事情があります。
ただし、20代でも後半になってくると任される仕事が増えてきます。
そんな頃には「こんな責任ばかり押し付けられる仕事は嫌だ」と思います。
反対に派遣の人達を見ていると、以下の派遣のメリットが見えてきます。
- そこまで過度な重圧がない
- 給与に大幅な違いがない
- 有休は派遣元が提供するのでむしろ休みやすい
- 福利厚生も少ないけどある
- 大企業に派遣されていれば大手の仕事の一部を垣間見ることができる
こんな景色が見えると、正社員ってなに?意味あるの?契約切られても次の会社に行けばいいじゃん、と不満が出てきます。
「正社員になりたくない」のまとめ
整理すると「正社員になりたくない」という意味は以下でした。
- あなたが正社員に対する興味があるから正社員になりたくない
- 責任や過度な重圧を避けたいから正社員になりたくない
- 派遣のメリットが昔より大きいから正社員になりたくない
- 20代で正社員になりたくないと言うひとの半分は嘘
- 親や家族の意向のため正社員になりたくないひとも正社員を目指す
本日は以上です。
それにしても、本来、日本人は勤勉だと言われていたのに、なんでこんなに「働きたくない」国民が多くなってしまったのか。それは、国が労働を管理せず放置した結果、労働力の使い捨てが盛んに行われていったから。バッサリ